建築時の省エネルギー計算について

省エネルギー計算とは、文字通りに受け取ると種々の解釈ができてしまうかもしれません

電化製品やガス器具などに代表される機器類について、従前の製品よりも最新型であれば同じ性能を発揮するのに、どれだけ少ないエネルギーで済むかを考えたりする際にも似たような言葉が当てはまる可能性があります。

しかし、一般的に省エネルギー計算と言った場合、このようなものは含まず、建築物に関するものとされることが普通です。

もちろん電化製品とか他には自動車などもエネルギー消費の観点から重要であることを否定するわけではありませんが、建築物の世界でもそれは当てはまります。

二酸化炭素の排出量で考えた場合、全ての社会的な活動の中で建築が占める割合はどれくらいだと思われるでしょうか。

正確な統計は難しいところですが、車とか航空機や鉄道では当然エネルギーを消費しています。

一般の家庭でも電気やガスを利用しますし、大規模な工場の操業であればなおのことです。

このように考えれば、建築が占める割合など限られているのではないかと思う人が多いに違いないのですが、実際には全体の三分の一を占めるくらいに大きいと言われています。

そのような背景があって、省エネルギーに配慮した建築物を作ることは社会的にも極めて重要と考えられており、そのためにどれくらい頑張っているかを計算することが求められているのです。

一定規模以上の建築物では基準に適合することも求められます。

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